創立理念
完全とはいえませんが、これまで心に留め置き、貫こうと努力してきましたことは、どんな仕事をしていくにしても「人として生きる」ことです。法人化し、法人も人格(性格)を持つのなら、法人の歩み、成長も、まず、「人として生きて歩み育って欲しい」と願っております。そして法人の歩みとともに、自分自身と向き合いながら、わたくし自身も成長していきたいと思っております。
事業に関しては、法人を設立した以上、その責任として何らかの成果をあげたいと思っております。
そのための努力は惜しみません。ただ成果をあげさえすればいいとは思っておりません。これまでの「志」を忘れ、他の迷惑を省みないでガムシャラに進めては、社会的に何の存在意義を持たないと考えております。
わたくしの法人のその成果の内容は、「勝ち負け」の考えはもともと持ちませんが、例えて言うなら勝負の世界なら「勝ち方・負け方」の内容があるように、誠実な事業のやり方、人さまが喜んでくださる中身、お互いが必要とされるようなことをして、納得のいく結果を出せるように常に考えていきたいと思っております。
「誠実」というのは簡単なときもあれば、また難しいこともあるかもしれませんが、この難しいときにこそ話し合い、考えて、わたくしなりの事業のやり方へ導きたいと思っております。
法人の共通の想いは…争うのではなく、競うのではなく、男性らしさ、女性らしさをお互いに尊重する「共存」を大切に、そして「ビジネスにも心が必要」をモットーにしていきたいと思っております。
わたくしはまだまだ未熟者です。今まで自分ひとりの頭で考え、自分ひとりの知恵で生み出したと、時として思ったことがあっても、実はよく考えてみますとすべて他から教わったことでした。語らぬ木石花、流れる雲、この広い宇宙や自然の摂理、人間の長い歴史、人間の尊い知恵、無心の幼児、先輩たちの厳しい叱咤激励、そしてまわりの多くの方々…その時々に、より多くのことを学ばせていただきました。
ありがたいことです。そして、成長したいと願うわたくしにとって、壁にぶつかるとき、ないものを創り出す苦悩や、泣きたいぐらい成就させたい情熱を持ったとき…ちょっと大袈裟かもしれませんが、誠実に志を貫くエネルギーが動くときは、まるで奇跡のように神が手を伸ばされるような瞬間も多々あります。
わたくしにとって、「ハーブ・植物療法」は社会への表現方法ですが、社会のこと、日本国のこと、世界のことについても日々考え、感じ、想い、行動できる自分でありたいと思っております。
あらゆることに感謝し、また、個人的には「自分の心を使いこなすこと」に日々更に努力していこうと思っております。もうひとつ、「お互いさま奉仕の心持ち」「和」を心にとめおき、絆や力を更に築いてゆき、グローバルに成長していきたいと思っております。
想いが幻にならないように努めて参ります。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
川内美登子